青森県八戸市を代表する冬のお祭り、八戸えんぶりを紹介
【スポンサーリンク】
青森県八戸市出身のモグキラです!
今日は八戸の冬に行われるお祭り、八戸えんぶりを紹介していきたいと思います(^^♪
八戸えんぶりって何??
八戸えんぶりというお祭り自体知らないという方も多いかと思います。
地元では、『えんぶり』と呼ばれている国の重要無形民俗文化財です☆
この地方に春を呼び、その年の豊作を願う郷土芸能のことで
えんぶりという名前の由来は、農具の朳(えぶり)から由来すると言われています。
※朳(えぶり)とは…土をならしたり実を集めるくわのようなもの
昔この農具を持って舞い、冬の間お休みになっている田の神様を起こし
田に再び魂を注ぎ込む儀式と言われています。
八戸出身の私なのに、えんぶりが何のためにやっているのかよくわかっていなかった…( ;∀;)
八戸えんぶりの歴史
えんぶりには様々な説があると言われているが
約800年ほどの歴史があり、鎌倉時代の始めに
南部光行(なんぶみつゆき)という平安時代後半から鎌倉時代前半にかけての武将が
奥州(陸奥国)の地に来たのがと言われています。
その奥州で初めてお正月を迎え、お酒の席で家来たちが刀を持って暴れたため
そこに居合わせた農民が農具を持ち踊って
その場を収めたのが起源になると言われているようです。
その後えんぶりは続きましたが
明治時代には、えんぶりの風習がいかがわしいものだと
禁止になりました。
しかし、八戸藩士の大沢多門という人物によって復活され
今でも八戸市の冬のお祭りとして毎年続いています。
えんぶりに、こんな歴史があるなんて全く知らなかった私!!
このことを知ってますます八戸に興味が出てきた瞬間w
歴史の授業で地元の歴史について詳しく勉強する時間とかあればいいのに。。
いつやるの?どこで見れるの?
八戸えんぶりは、毎年2月17日~2月20日までやります。
曜日は関係ありません!!
2月17日の朝7時、えんぶりを行う組が長者山新羅神社へ集まり
えんぶり行列が始まる10時までお囃子などお披露目します。
10時になると八戸市中心街、鍛冶町から出発し
一斉摺りが10時40分~11時20分に十三日町、三日町、六日町、ヤグラ横町にて行われます。
その後、有料にはなりますが
八戸公会堂でえんぶり公演が行われます。
公演が終わっても、市庁前市民広場などでも舞が披露されます!
17日はえんぶり一色の一日ですね☆
18日は、有料でえんぶりの撮影会(史跡根城の広場)があったり
17日と同じく公会堂での公演などがあります。
19日も撮影会、市庁前市民広場で一般公開などが行われ
20日は、市庁市民広場で一般公開、かがり火えんぶりが見られます。
この他の施設でも期間中はえんぶりを見ることが出来て
市街地にあるはっち、南部会館、八食センターでも間近でえんぶりを楽しむ事が出来ます。
私が小学生の時には、全学年が体育館に集まり
えんぶりを鑑賞する授業?もありました。
間近で見るえんぶりは、迫力と面白さもあり
この記事を書きながらまた間近で見てみたいなぁ、って
思っちゃいました(^^♪
もっと詳しく知りたい!
どんな衣装でやっているの?
えんぶりで主役となる『太夫』は、サルエルパンツのような形のズボンに
上は組ごとに異なるデザインのはっぴのようなものを羽織り
足には藁の長靴のような履物、
頭には馬の頭をかたどったとされるカラフルな鳥帽子を被っています。
この鳥帽子、外れないように頭にきつく締め付けるそうです。重さは2キロほど…
帽子一つ一つに描かれているデザインが違い、馬のたてがみのようなものが前に垂れ下がっています。
右手にはジャンギと言われる、棒に金具がついたものを持ち
左手に扇を持ち舞います。
主役の他にも男の子が恵比寿さまの格好で踊ったり、
田植えの格好をしている子ども達もいます。
どんな舞があるの??
主役が踊るのは
摺り始め、中の摺り、摺り納め。
その合間合間に子ども達が踊る
松の舞、恵比寿舞、田植万歳、エンコエンコ、など があります。
主役が踊る舞は、金具がついた棒をならし頭を振りながら踊っていて迫力が本当にすごい☆
頭を小さく振っている動きはまさに馬が頭を振る動きと一緒!!
大きく振るときの動きも、馬が首を大きく動かしている動きに見えるから
主役は、馬を演じているんだと私的に思う。
恵比寿さまの恵比寿舞は、
子どもだけかと思ったら組によっては大人の方もいるようで
違った面白さがある。
言い忘れましたが、えんぶりの組は30組ほどあるようで
組ごとに衣装や舞が違うところは見どころの一つ。
主役以外に踊る人たちは子どもも大人も厚化粧なのだが
綺麗に…と言うより
少しコミカルな感じにお化粧をしているのもまた見ていて面白いポイント。
‘‘八戸市広報チャンネルさんから引用‘`
えんぶりのお菓子??
八戸には、『えんぶりの里』と『八戸えんぶり ジャンギ』という名前のお菓子があります。
こちらが、えんぶりの里。
okashi-sakashita.com
中には栗がゴロっと入っていて、その周りにコーヒーあん、周りはパイ生地で包んであるお菓子。
コーヒーあんって珍しいと思うんですが私だけですかね???
これがとっても癖になるおいしさ(^^)/
コーヒーと栗の絶妙な組み合わせが他では味わえないと思います。
子どもでも食べれる。というか、私自信が子どもの時大好きなお菓子でした。
えんぶりは冬しか見ることが出来ませんが、お菓子は年中買えますよ!
八戸えんぶり ジャンギ
これはえんぶりで主役が舞うときに持っている棒(ジャンギ)をモチーフにしたお菓子ですね(*^^*)
私はこのお菓子の事知りませんでした💦
なので未知の味なのですが…
販売サイトを見てみると、和風のバターケーキとありますね♪
バターケーキ好きだからこれは食べてみたい!!!
次帰省した時は絶対に買おうと思います。
さいごに…
最後までお読みいただきありがとうございました!
八戸えんぶり、見に行きたくなりましたか?
冬にやるえんぶりなので、雪が降っている時にえんぶりが見れたら素敵ですね☆
八戸にはえんぶり位の他にも夏のお祭り『八戸三社大祭』があります。
こちらも紹介していきたいと思っています!!
お楽しみに(*^^*)